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岐阜県白川町は「白川茶」「東濃ヒノキ」などを特産物とする山紫水明に恵まれた、とても美しい山里です。その豊かな自然環境と変化に富んだ地形のなかで、環境に負荷をかけず、資源の循環を最大限に利用する持続可能な農業生産技術の「確立」と「伝承」を軸に、「“いのち”あるものの循環」、「環境との調和」を分かりやすい形で生活者へ訴え、有機農業への理解と関心を増進しようと1998年、 NPO法人ゆうきハートネットを設立しました。

木曽川上流域である白川町は、下流に名古屋市を抱え、水の循環という観点からも、環境保全型の有機農業を推進していくことは、社会的な役割を認識する上でとても重要であるといえます。

「水源の里」としての責任を果たし、ひとつの「生命地域」といえる木曽川水系に沿って、農産物および経済・文化の流れを作り、生産地域である上流と消費地域である下流が互いに支え合い、生命・暮し・自然環境などをともに考えていく「流域自給」の精神を大切にしたいと思っています。

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ブランドビジョン

ゆうきハートネットの存在意義であり、「提供していく価値」の宣言です。「木曽川流域の循環をつくる」という、強い意志と循環をつくってきたという自負と誇り。「つながりを、つなぐ。」は、人間社会と自然界のつながり、都市と農村のつながり、生産者と生活者のつながりを守ってきた、私たちの想いから生まれた言葉です。子どもたちのために未来へとこの循環をつなげていくことが、私たちの存在意義なのです。

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つながりを、つなぐ。

ゆうきハートネットのはじまりは
ひとつの小さなテーブルからでした。
仲間とともに語りあった未来のはなし。

有機農業という言葉がまだ浸透していなかった当時は
世の中に逆らう端くれ者とよばれていながらも
想いをともにするメンバーも次々と増え、
いつしか時代のまんなかに立っていました。

けれど今、私たちの目の前には大きな壁が

立ちはだかっています。
大地は揺れ、風が吹き荒れ、
水があふれることが増えるようになりました。
これからの未来、里山と都市の分断が進めば
里山はなくなり、食べものが足りなくなるかもしれません。

今、私たちにできることはなんだろう。
日本では川の流域にそって生活が営まれているからこそ、
上流に暮らす私たちと
下流に暮らすみなさんとで
お互いの手を取りあい、心を寄せあって
食、経済、体験や知恵を循環させていくことが
安心できる暮らしを続けていくことにつながると思うのです。

田んぼにいるたくさんの小さな生き物。
畑でゆらめく色とりどりの草花。
山から湧きでるおいしい水。

当たり前に享受している自然の恵みが
当たり前じゃなくなってしまわないように、
子どもたちの世代へと残していきたい。

私たちが目指すのは、里山とまちが有機的につながり続ける世界。
今こそ手と手を取りあい、この輪をつなげよう。
わくわくする未来を、子どもたちへ手渡すために。

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岐阜県加茂郡白川町の有機農業は、白川町、JAめぐみの、

NPO法人ゆうきハートネットで組織された白川町有機の里づくり協議会が中心となり、

関係する団体との連携により支えられ展開しています。

出所:荒井聡氏の作成図「有機農業でつながり、地域に寄り添って暮らす」筑波書房

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1998

10 名の農業者により任意団体「ゆうきハートネット」を立ち上げ、 稲作を主体に有機農業に取り組み始めた。 

「白川町有機の里づくり協議会」を立ち上げ、国の「地域有機農業推進事業(モデルタウン事業)」に採択される。

2009年

法人化。有機農業研修施設「くわ山結びの家」を設置するなど、新規就農者の育成や移住者の受入を通じて地域振興を図る体制を整備

2011年

町が整備した農業研修交流施設「黒川マルケ」では、3名の研修生を受け入れるとともに、地域の情報交流の場として活動を拡充している。

2018年

2019年

農林水産祭 豊かなまちづくり部門で内閣総理大臣賞受賞

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団体名

NPO法人ゆうきハートネット

事業内容

技術向上支援事業
就農支援事業
体験交流事業
販売促進事業

創業

1999年1月

設立

2011年2月16日

代表理事

佐伯 薫

会員数

44名(2023年2月現在)

所在地

岐阜県加茂郡白川町黒川162番地

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